2007/5/4 米山海岸潮の音のみち(上輪地区)




 ココは山か?

我が子は私に似て臆病で鈍くさい。
なので自転車の補助輪を外すという行為は彼の人生の中で一大イベントになるや違いないと踏んでいました。
しかし小学生になる前にはなんとか補助輪から卒業させたいという思いからそろそろ練習を行おうか思案していました。
その為には、外したら最後、また付けると言うのは禁じ手とし、
泣こうがわめこうが絶対に後戻りはさせない!という鬼の心が必要です。
ただ反面、大好きな自転車を嫌いになったらかわいそう・・・という親心と心配が、私の心の中で渦巻いておりました。
そんな4月某日、おもいきって作戦決行としました。
ところが、そんな親の決意をよそに、正味1週間程で補助無し自転車に乗れる様になってしまいました。


 海か?

あっけなく乗れるようになったものの、イマイチふらつきが出てしまい、
自宅周辺の県道を乗るのもヒヤヒヤもの。
どこか広い所でのびのび自転車に乗らせてあげたいと思いついたのがココです。
1枚目の写真に写る隧道とすぐ側の日本海。


 上下アーチ橋

日本海とは反対に目を向けると、上輪大橋(左)と胞姫橋(右)が見えます。
地元の方と、この近辺にお住まいの廃モノ好きならすぐにどこかがお分かりになったかと思いますが、
ここは柏崎市の上輪地区です。
この地区には信越本線が単線だった頃の旧線が“米山海岸潮の音のみち”と言う名の遊歩道に整備され残っています。
一部車道となっているところもありますが、海水浴シーズン前の今はほとんど車の通行がありません。
自転車の練習にはうってつけと思い、車に親子2台の自転車を搭載してやってきました。


 ゴールはあの岬

1枚目の写真の隧道(トンネル)が米山駅⇔柏崎駅間の3号隧道の米山側抗口となります。
この隧道横の駐車場にマイカーを停め、南方向(米山駅方向)に向けて出発です。
目的地はこの写真に写る岬(聖ヶ鼻)のやや左寄りの山の稜線が凹んだあたりにある2号隧道です。
そこまで片道約1.5qを往復するのが今回のプランです。


 走りにくい

途中このように路面に泥が載っていて走り難い箇所もありましたが、快調に旅は続きます。




いっぷくがてら止まって記念撮影。
昔ココが線路だった事実は、電車おばかさんの彼のスイッチをONにしたらしく、
終始自分がSLになった気分でハンドルを握っていました。
ご機嫌にポーズを決め、写真を撮っていると・・・
う゛!!


 おえぇぇぇ

ニヨロ〜ニヨロ〜発〜見〜
う゛ぇ〜!キ〜モ〜チ〜ワ〜リ〜
私、陸上ウロコ系は苦手なのぢゃ〜あ


 遙か遠く

気分を新たに再スタート。
遠くにスタート地点の3号隧道が小さく見えます。
遙か先と思っていたゴール地点も、もう間もなく。
ちなみにこの白い柵のあたりは登り降りの勾配がついています。
これはかつてココで大規模な土砂崩れがあった痕です。




 上の写真の白い柵辺り拡大

これは2005/4/9に撮影した写真ですが、白い柵の外側に大量の土砂や倒壊した防波堤があるのが見えます。
その防波堤の残骸すぐ前に、よーく目を凝らすとグニャリと曲がったレールが落ちているのが解ります。
ここはかつて廃線となってレールが撤去される前に土砂崩れが起きたそうです。(会社の大先輩のお話)
現在線はこの山の中を貫いていますが、もし旧線ルートのままだったらと思うとゾッとしますね。




いよいよ2号隧道柏崎側の抗口が見えてきました。
折り返し地点です。


 明治30年頃にできた隧道

到着!
これが第2隧道柏崎側抗口です。
そもそも煉瓦で出来た抗口だったのですが、補強工事の為、
胸壁部分を残しコンクリート吹きつけ補強がされています。
まぁ倒壊する危険性があるのなら仕方なしかとも思いますが、
せっかくの煉瓦積み模様が隠されてもったいないなぁ。
さて、じゃあ折り返しますか・・・ってノコノコと戻る訳もなく。
ココにきた目的は、ヨチュの自転車練習ですが、
じつはサブテーマもあり、それは“大丈夫か第2隧道!”となっています。
なんだそりゃそりゃ?とお思いでしょうが、理由は・・・



続く


Go to Go-OutReport!