2012/8/11 久比岐自転車道







今日のお出掛けは私とようサンの2人でサイクリングです。
先ずは目的地までステップくんで自転車ごと移動します。
サードシートを跳ね上げ、ようサンの26インチ自転車と私の20インチ自転車を積み込みます。
普段そのボディサイズが持て余し気味となっているステップくんも、この時ばかりは『流石だぁ』とその広さに惚れ直してしまいます。
なもんで、私の折りたたみ自転車は一度も折りたたんだ事がありません(笑)





出発して30分後、その目的地に到着しました。
国道8号線を富山方向に向けて南下し、郷津トンネルをくぐって1つ目の信号の所です。
住所としては上越市虫生岩戸になりますが、ここからお隣の糸魚川市中宿まで
久比岐(くびき)自転車道という自転車&歩行者専用の道路が32qに渡って続いております。
ここがそのスタート地点です。





夏休みの自由課題として久比岐自転車道サイクリングをしたいという、ようサンの要望を
かなえた訳ですが、私的にもようサンが生まれる前から、この道に訪問したいと考えておりました。
久比岐自転車道は32qという全長の大半が、国鉄時代の北陸本線の旧線跡を利用しています。
その為単線時代の線路跡や煉瓦トンネルをゆっくり観賞することができます。
そんなことから、今回のレポはスイッチのネタにしようかと迷ったのですが、
子供とのサイクリングをお伝えしたく、お出掛けレポにしました。
時々スイッチよりなレポになりますが、あしからず(笑)
何はともあれ、ようサンの自由課題をやりながら、ようサンの運動不足の解消を行い、旧線跡を堪能できる。
まさに一石三鳥です\(>∀<)/
ようサンも場所的には現北陸線の電車が見られる(かも)ということで、ニッコニコです。





しばらく走っても旧線の雰囲気を味わえるポイントは全然でてきません。
それもそのはず、旧線跡は国道に変わってしまっておるので、その痕跡は全くと言っていいほどありません。
前方にJR谷浜駅が見えてきました。
ここまでは国道8号線のすぐ海側脇を走ってきた久比岐自転車道ですが、谷浜駅前で反対側に移ることになります。





この地下道をくぐって国道の反対側に渡ります。
自転車を一旦降りて、押しながら階段を下り、再度押して登ることを考えますと、道幅が大して広くない国道をえいっ!と
そのまま渡りたくなりますが、ここはひとつ案内に従って素直に地下道を通行することにしました。





国道の反対側(山側?)に移りますと、家の敷地前を細々と通る2m弱程の歩道?となります。
おそらく久比岐自転車道で最狭の道幅ではないでしょうか?
天下の一桁国道を疾走するトラックの爆音と排気ガスの風をもろに感じられる恐怖区間です。





恐怖区間はそう長くは続かず、いよいよ“いかにも旧線跡”という感じのルートが始まります。
基本的には国道とつかず離れず南下をする訳ですが、ほんの少し両者の間にスペースがあったり、
高さの差があったりするだけで、国道の喧騒がぐっと静かになります。
おかげで二人並んで会話しながら自転車に乗ることも出来て、楽しさ倍増です。
ただし、流線型のヘルメットにほっそいタイヤを装着したサイクリストが
背後からかっ跳んでくる場合があるので、並走時は前後に要注意です。





さぁ、お待ちかね(俺だけ?)の旧北陸本線のトンネルが現れました。
先ず1つ目は長浜トンネルです。
ここは国道を車で運転していても目に付く位置にありますし、トンネルを通過した事はありませんが、抗口を見に2回程訪れたことがあります。
それにしても旧線や廃道のトンネルを封鎖せずに自転車道や遊歩道といったカタチで利用させて貰えるのはとても嬉しいのですが、
煉瓦隧道の内巻きをコンクリートで固めてしまうのはとても残念です。 (>д<)イタダケマセン
安全上仕方のないこととは解りますが、もうすこし現状保存に配慮したやり方は無いのですかねぇ〜。
でも抗口全体は現役当初そのままなので、有り難いですが。





まだトンネル内に入ってはいないのですが、抗口前に立っていても、もの凄い涼しい空気がトンネル内から流れ出てきます。
その証拠にトンネルの奥をズームして撮影すると…霊気じゃなく、冷気が漂っております。
温度計が無いので、何度になっているのか解りませんが、まるで冷蔵庫の中みたいですね。
ビジュアル的には好き好んで古いトンネルに入る人は多くいないと思いますが、
真夏の暑さから逃れるには、なかなかのオアシス空間だと思うのですが…皆さん無しですか?
トンネル内部は蛍光灯が着いていますので、自転車のライトを点灯しなくても、なんら問題なく安全に走行できました。





長浜トンネルを出て、桑取川を渡ったところでようサンレーダーが反応。





現北陸本線を普通列車が走っていきました。
現役路線を眺めるのは、この旅の彼の目的でもあります。
しかし残念ながら現役線のほとんどは山の中のコンクリート製アナボコを通っているので、
路盤ですら見られる機会はごく僅かのポイントしかありません。
そんな中での列車とのかち合わせは、ようサンに取って全くのラッキーな出来事でした。





桑取川を渡る所から、自転車道は旧線跡と並走をしています。
(2つ前の写真で、ようサンの左側の土手が旧線跡)
その為小さな水路をまたぐ所では、煉瓦製の暗渠を見ることが出来ます。
自転車道で通過する煉瓦トンネルは、老朽化による煉瓦の落下で、事故が起きないよう部分的にコンクリートで固められていますが、
暗渠に限っては、その全てが崩壊する危険が無い限り、現役で使用されていた当時のままとなっていますので、
美しいままの姿で現存しています。
カッコイイ(´∀`)





丹原地区から再び旧線跡に戻る為、国道脇から少し離れ、民家の背後の道に入ります。
国道の先に写っている一段高い道が旧線跡である自転車道です。
国道を車で走っている時は、このポイントから旧線跡が確認し難くなるため、
どんな感じになっているのかココを通る度に気になっていました。
これからその状況を確認できるかと思うとワクワクします。





丹原休憩所を通過したところです。
写真に写る一番右が国道、真ん中が国道からこの先の集落に向かう道、一番左が久比岐自転車道です。
ビジュアル的にも旧北陸本線跡(=久比岐自転車道)が肩身の狭い存在になっていますが、
一昔前はこの道が日本海側を縦に貫く、重要な大動脈だったとは想像が付きませんね。
見え難いですが、自転車道は真ん中の道を横切り、民家の背後を通っていきます。





場所に因っては自転車道両路肩からの植生により、自転車同士のすれ違いもままならない場所もあります。
季節柄あっと言う間に草木が生い茂ってしまうので、刈っても刈ってもすぐ元通りなのかもしれませんが、
管理者の方には、この道もお忘れなく草刈りをお願いしたいと思います。
まぁ優先順位はかなり低いでしょうけど(笑)





交差点に出てきました。
右側後方と右側前方からは、国道からこの場所に上がってくる道があり、ここで合流して左側へ道は続きます。
久比岐自転車道はちょうど正面にある緑色の案内看板の脇(黄色いポールがあるところ)へ続きます。
自転車道背後には山。
そこに向かって伸びていく路盤。
この感じは間違いなく、アレがありますねぇ。
(>ω<)イッヒッヒィ〜





やっぱりアレがありましたよ(喜)
1つ前の写真の交差点から、久比岐自転車道に入った瞬間、もう気温がぐーんと下がりました。
近づけば近づく程、涼しくなっていきます。





抗口前に到着。
2つ目のトンネルであります、青木坂トンネルです。
じつはこのトンネルの糸魚川側抗口には2度ほどお目に掛かったことがありますが、こちら側は初対面です。
意匠は長浜トンネルとまったく同じようです。
でもコンクリート補強の側面に煉瓦風タイルが施工されている点は異なりますが(笑)
抗口全体が石炭の煤の痕で真っ黒です。
蒸気機関車がここを走っていた証と考えますと、なかなか感慨深いですね。





青木坂トンネル糸魚川側抗口の写真を撮るようサン。
自由課題のネタとなるので、超真剣に撮影していました。
ようサン、次のお楽しみもすぐそこだよ。
(楽しみなのは俺だけか…)





少し走ると第3のトンネルが見えてきます。
2つのトンネルの間隔はおおよそ150m程でしょうか。





乳母岳トンネル(うばがだけトンネル)です。
このトンネルも前の2つのトンネルと同じ意匠でした。
相変わらずトンネル内は真夏とは思えない涼しさで、白い冷気が別世界の様相を呈していました。





乳母岳トンネルの糸魚川側抗口です。
デンティル(歯状紋)のカタチが今までの抗口と異なっているのに気が付きましたか?
ここにきてなぜデザインを変えているんでしょう。
その理由は解りませんが、煉瓦積み職人さんの気まぐれだったら面白いですね(笑)
こちらの抗口側の方が低い為、冷気が抗口付近まで漂っています。
この写真を撮っている際、トンネル内を他のサイクリストが遠くからやってくるので、しばらく待っていましたが…
アレ?こないなぁ。
でもトンネルの奥で何か動いていた感じがしたんだけどなぁ。
恐らく冷気のモヤにそう錯覚させられたんでしょうが、一瞬気温以上の涼しさを感じてしまいました。
(゚Д゚)ブルブル





乳母岳トンネルをくぐると、下り勾配になります。
左に見える国道も下りとなる訳ですが、国道はこの地点の前後に海抜数mの低地があり、急勾配で山を登り、そして下ります。
それに対して元々鉄道軌道だった久比岐自転車道はゆっくりと登り、ゆっくりと下るので、
サイクリング道として使用するには、もってこいの道なんでしょうね。
ようサンもまだまだ余裕の表情です。





自転車2台が並べるか並べないかくらいの道幅の自転車道に、突然自動車用の駐車場かと思わせる広い舗装スペースの休憩所が現れました。
そしてその山側には『不動滝』という名前の滝がありました。
予期せぬ滝の出現に2人で写真を撮りまくりましたが、この場所があまり涼しくなかったので、それ以上の休憩はせずにすぐ出発です。
トンネル内の快適さを知ってしまうと、風が無く蒸し暑い休憩所は、もはや休憩するところとは思えないですね(笑)




続く


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